【エネルギー管理士】合格体験記(受験体験記)[熱・電気](投稿)

エネルギー管理士

  電気技術者の部屋の訪問者のみなさまより送っていただいたエネルギー管理士(熱分野・電気分野)の合格(および失敗)体験談です。訪問者の方々から頂いた貴重な体験談は何よりも参考になるアドバイスだと思います。

 試験勉強に疲れた時ややり方に行き詰った時などにご覧いただけると効果的だと思います。モチベーションの回復にもつながるかもしれません。

 こんなに体験記を集めたページは他にないと自負しています。電気技術者の部屋の財産です。参考になさってください。また、合格された暁には、ぜひ体験談(失敗談でも?)を教えてください。

エネルギー管理士 受験体験記

電気分野

No投稿者名区分リンク先投稿日
1pepper合格体験記2005.06.18
2さすらいの電気屋合格体験記2005.09.10
3でんでん合格体験記2005.09.13
4春パパ合格体験記2005.09.14
5鹿の骨アドバイス体験記2005.10.7
6けい合格体験記2005.10.28
7怒りの文系職合格体験記2006.05.08
8分電盤児合格体験記2006.09.03
9電気大好き合格体験記2006.09.05
10電気屋の卵合格体験記2006.10.10
11ザッキー合格体験記2006.10.11
12はじめ合格体験記2006.10.16
13シンジンアドバイス体験記2006.10.27
14麿呂吉合格体験記2006.12.16
15ろは合格体験記2009.09.12
16けむまき合格体験記2009.10.10
17れい合格体験記2009.10.13
18でぶじい合格体験記2010.08.11
19合格体験記2010.09.18
20マグロハンター合格体験記2010.11.01
21沈殿槽合格体験記2010.11.10
22west32合格体験記2011.11.11
23シロギス8000合格体験記2011.11.12
24あーぱぱ合格体験記2012.10.11
25オズ合格体験記2012.10.13
26shin合格体験記2012.10.13
27空乏層合格体験記2012.10.26
28ぐりモン合格体験記2012.10.27
29おれんじくま合格体験記2012.12.14
30ヤンマー合格体験記2012.12.28
31オズボーン合格体験記2013.04.21
32KZ合格体験記2013.09.14
33グーテンベルク合格体験記2014.08.07
34う○こ合格体験記2014.09.17
35しまねこ合格体験記2024.09.28

熱分野

No投稿者名区分リンク先投稿日
1おじさんアドバイス体験記2005.09.19
2QP合格体験記2005.09.28
3熱管理士合格者合格体験記2005.09.30
4福島清二合格体験記2005.10.01
5じゃんアドバイス体験記2005.10.26
6hama合格体験記2006.09.03
7流れ雲合格体験記2006.09.04
8takap合格体験記2006.09.06
9みーのぺ合格体験記2006.10.16
10rapoka合格体験記2008.09.10
11イニシャルO合格体験記2008.10.13
12BLUELION合格体験記2008.10.28
13熱力学第0法則合格体験記2009.09.08
14仙台は都会だな合格体験記2009.09.12
15金太郎合格体験記2009.09.14
16かつかつ合格体験記2009.09.14
17派遣社員合格体験記2009.10.07
18合格体験記2009.10.08
19あてすうぇい合格体験記2009.10.17
20skykidアドバイス体験記2009.10.17
21pankun合格体験記2010.10.01
2267Ⅱ61Ver合格体験記2010.11.19
23このこの合格体験記2011.11.13
24ぎん合格体験記2012.10.11
25合格体験記2012.10.13
26アサキ合格体験記2012.10.13
27だいぴんのすけ合格体験記2012.12.25
28修一朗合格体験記2014.08.05
29知りたい人合格体験記2014.09.18
30DT2合格体験記2015.09.15
31合格体験記2024.08.04
32はむぞー合格体験記2024.08.06
33popolon合格体験記2024.08.06
34健闘を祈る!合格体験記2024.08.15
35

※2015年から途切れている訳

管理人

私が10年間ほどサイトの更新を放置したためです。ごめんなさい。放置中に頂戴した投稿はすべて掲載しています。大変申し訳ありませんでした。

名言集

 投稿いただいた体験記の中で、管理人が「おぉ」と思った名言を抜き出しさせていただきます。ここだけ読んでもとっても参考になります。

電気分野

No.3 でんでん様
選択科目で、制御や熱は嫌われる傾向にあるようですが得意になれば、これほど高得点のとれる科目はありません。(ちょっと言い過ぎ??)自転車と同じで、乗れるようになるまでは大変な思いもあるかもしれませんが、できるようになれば、何も気にせず乗れますよね。制御や熱も同じです。
(※管理人追記_当時は自動制御が選択問題でした。現在は必須解答になっています)

基礎式が少なく、出題パターンが限定されていますので、真剣に学習する意欲があれば、短期間でマスターできます。一度だまされたと思って勉強してみてください。

管理人

「自転車」とはなんてみごとな例え。これを聞くと、ほかの例えが思いつきません。

No.5 鹿の骨様
まんま過去問です。
解説の内容がわざと難しく書いてある部分が有ります。
もう少し、簡素に書けば解りやすいのに、何故わざわざ解りにくく書くのかは不明。
読んで、解らないからと言って、アナタの実力が無いのではなく、解説の仕方が不適切な場合もあります。尚、これはこの書籍に限った話ではありません。
世の参考書の類は多かれ少なかれ、この様な傾向にあります。
読んで解らないからと言って絶望してはイケマセン。
サッサと諦めて他の参考書を読むと、たちどころに解る場合が結構あります。

管理人

さすが鹿の骨さん。電験やエネ管等の高度な試験は難しくまったく頭に入らないタイプの参考書があると私も思います。すばらしいアドバイス。

No.5 鹿の骨様
この試験に出題される変圧器の問題に関して一言アドバイス。
変圧器には色々な「定格値」があります。
(中略)
便宜上「二次端子電圧は定格二次電圧で一定と見なす。」
という計算手法があります。
こうすると、負荷電流の計算は非常に楽な計算になります。

この様な計算方法は実務上では結構使うようですが、ものの参考書と呼ばれるものにこの記載は見あたりません。
エネ管の問題は、これを「常識」として扱っているようです。
出題上の「クセ」の様なものだと思います。
ですから、この「クセ」を理解してからでないと、エネ管の問題は解けません。 ご注意下さい。

管理人

電験でも問題文に与えられない「前提」があることを私も感じています。自分では「作法」と思っています。作法も身に付けないといけないですネ。

No.6 けい様
電力応用課目の電動力応用については過去問だけではわからなかったため、電験三種機械のテキストにて勉強いたしました。
管理人さん同様、苦手としていた箇所ですが、今は得意となりました。
その後は過去問を解き続けるだけでOKでした。
選択科目は照明と空調です。
空調は嫌われがちのようですが、案外簡単だと思います。
(中略)
微分・積分が解けないと合格しないと思っていましたが、まったく出ません。

管理人

空調。勉強すらしていませんが、取り組むと意外とねらい目なのでしょうか。「電力応用」同じ感想でうれしいです(笑)

No.7 怒りの文系職様
工場庶務の人間ですが、会社で必要なのに技術系の人間が誰もとらないので受験。
受験にあたっては、技術系の人からは白い目で見られ、総務部長にも散々バカにされました。問題文が非常に素直&マークシートのため、全く知識がなくても文章題は50%くらい取れるものが多いです。(前後の文章の流れ、回答の並び順に出題の癖があります)

管理人

文系の方で「電気分野」はハードルがかなり高いと聞いたことがあり、合格スゴイと思います。文系の方ならではの文章題の分析、参考になります。

No.24 あーぱぱ様
エネルギー総合管理及び法規の問題では、単位に着目すると公式を知らなくても解ける問題がよくあります。問題文中に与えられた数値の単位を、求めるべきものの単位となるよう組み立てるとそれがそのまま公式になり、あとはそれに効率や定数を乗除すれば答えが出ます。

実際の試験においても、この手法で解いて正解した問題がありました。もちろん、SI基本単位への変換を理解しておくことが必要ですが。

管理人

これ、課目Ⅰ再受験(令和4年度の時)私も思いました。複雑な単位で分かりづらく見せて、実は大きいヒントです。

No.26 shin様
電気の基礎と、電気設備及び機器が難しいと感じた。法規は暗記するだけなので楽勝。応用は数種類の公式を理解するだけで対応できる。応用の選択問題は照明と電気加熱にしました。照明は公式を覚えるだけだし、加熱は単純問題が多いから。

管理人

選択問題について、私も同意見!

No.31 オズボーン様
当日の試験について1つアドバイスさせてください。
科目Ⅱの電気理論で相互インダクタンスを求める時かな?(手元に問題がありませんので違うかもしれません)緊張もあり、どうやって求めるのかド忘れしてしまいました。
まずいな~と思いましたが、エネルギー管理士は選択問題でかつ、問題の中にヒントがたくさん入っています(記号や係数等)

結局、これっぽいなと目星をつけた2つについて、2パターンで問題を解き進めて、そのあとの式にすっぽりはまった(記号の分母や分子、係数等)方を解答とし、もちろん正解でした。
本番では緊張もあり、時間制限もあるため非常に焦ります。
私のようにど忘れをしてしまうこともあると思います。
しかし、落ち着いて問題文全体と選択肢を見渡せば必ずヒントがあり、そこから正解できる
ことだってあります。

管理人

私も電験1種理論でほぼ同じことをやりました!答えから答えを求める。時間がない時も有効です。日々の練習があってできるワザだと思います。

熱分野

No.1 おじさん様
全体的に3種とどっこいどっこい。世間にいう「電気より熱のほうが易しい」というのは本当です。殆どが文字の選択で、計算問題は極わずか。1級ボイラー、危険物乙4などの延長線上にあると思えばよいでしょう。 電験からいきなり熱を受ける人は違和感を覚えるかも。

管理人

熱分野の考察をすることができないのでとても参考になります。「電気と熱のどっちで受験するべきか」の記事にも引用させていただきました。

No.2 QP様
勉強のやり方ですが、第一は、「過去問は後ろ、つまり解答から読むようにする」と言うことです。まず、解答を読む。そこで、設問に対してなぜ解答が正解 なのかを理解し、必要に応じて参考書や法令集読んで問題を解く。

第二は、すべてを理解しようとせずに、8割までは中断せずにやり遂げること です。一般的に、残りの2割は難しいからです。残りの2割は後からやる。

 第三は、全体をまず把握し、それに基づいて部分を理解しようとする方法です 。つまり、今勉強している部分が全体のどこに当たり、他の部分と関連しているかを 考えながら勉強することです。すると、重要な点を把握しながら勉強ができます 。 ポイントをはずしません。

管理人

核心をついた学習法で、電気分野でも同じことが言えると思います。また、QPさんの投稿は熱分野の記事にたくさん使わせていただいています。

No.7 流れ雲様
Ⅱが皆さんもいうようにかなり難しく、計算問題がネックでした。 勉強時間がなかったので、解答から読み、ノートに書き写すことをやりました。5年分やることで、なんとなく傾向はつかめてきました。

管理人

QPさんと同じ「先に解答を見る」、そして書き写し。「いきなり過去問」に挑戦することの時間的効率の良さを感じます。

No.10 rapoka様
アドバイスとしては、 課目Ⅱ、Ⅲは計算に時間がかかり見直す時間がないと思いますので、計算ミスのないように計算力を付けとおいたほうがようと思います。

管理人

時間の話はとても大切です。解く練習ばかりをしていると解く速度・時間が足りないことに「本番」で初めて気付くことがあります。

No.17 派遣社員様
1)2ヶ月前より勉強開始。
2)模範解答集で過去問題を解く。
3)全ての点数をグラフ化。
  →感覚でなく、定量的に自分の得意・苦手分野を把握。
   平均点数の少ない課目、ばらつきの大きい課目、選択課目を特定。

4)熱管理士試験講座Ⅲ&Ⅳ(苦手課目対策)で勉強。
  →中古で十分。内容は問題なし。
   勉強方法は人それぞれでいいと思います。

管理人

私もかなりデータ派で勉強の仕方も作戦を重んじるのですがここまでできていないです。彼れを知り己を知らば、百戦して殆うからず。

No.31 あ様
この資格に3ヶ月以上かける必要は全くないと感じる。Ⅱ,Ⅲは試験の2週間前、Ⅰは試験の4日前に初めて解いたが、過去問5年分解けば当日も十分過ぎた。
過去問ベースの資格なので、ダラダラ参考書やらずに計算部分は根本の理解、暗記は短期で詰めれば問題ないです。ネットの情報に騙されて3ヶ月前からコツコツやるのはコスパ悪いと思う。

管理人

書いておられることに同意です。多くの試験は過去問ベースで1か月くらい(1日ン時間はやる必要があるが)で集中的にやる方がよいと感じていますが、4課目を初受験で1か月で勉強できてしまうのはスゴイと感じます。相当にポイントをついた勉強をされているのだと思います!

No.32 はむぞー様
 熱分野の熱力学に出るランキン、ブレイントンサイクルや発電用ボイラー、蒸気発電プラントを構成する機器の概要は火力発電の分野で学んでおり予備知識がありますし、流体力学で出てくるベルヌーイの定理や水撃現象も水力発電でしっかり学びます。また送風機やポンプ、キャビテーションに関する知識も水車の話そのものですし、システム制御も確実に出題されますが電気分野や電験2種で出るものと比べるとずいぶんと平易で基本的な知識しか問われず、貴重な得点源となります。そのほか熱電対などの熱利用プラントの計装関係の知識も出ますが、電気科の方が有利ではないかと感じるほどでした。

 また熱分野の方が計算問題の量やその難易度が低く、微分や積分の考え方までしなければならないのは課目Ⅱの熱力学の一部くらいであり、それ以外は四則演算的な考え方で済んでしまいます。また機械分野~化学分野の範囲が幅広く出るため、深い知識を問われることもありません。こういった面から見ても、巷で言われる「熱分野の方が簡単」というのは恐らく本当なのだと感じます。

管理人

超貴重な電気と熱の両方の経験を踏まえた体験記です。電験とかぶっている部分があるというのはびっくりしました。「電気と熱のどっちで受験するべきか」の記事にも引用させていただきました。

No.33 popolon様
 感想として、過去問を解きながら、徹底研究を参照する程度でよかったと後悔。徹底研究は出題されていない部分がかなり多くページを割いていたり、肝心なことを書いてなかったりで、だいぶ時間を無駄にした。過去問をやるとき、出題されたポイントをノートにまとめて書き出す。過去問は全課目5年間しかできず。
 結論。勉強時間は最低1か月必要。知識がなくても、過去問を最初からやる。最低5年分をやる。その代わり、5年分は完璧にする(特に理解しておけば覚えなくてもすむ計算問題は特に)。

管理人

はげしく同意です。私もいくつも試験受けてきてこれに行きつきました。テキストは出題する範囲は網羅されているかもしれないけどポイントはついていないので無駄に勉強する羽目になると思っています。先に問題を解いて勘所を掴むことが大切。

No.34 健闘を祈る!様
勉強法:根気強く②をひたすらやりまくる。(10年過去問を5周)
 ~中略~
勉強していく中で、問題の感想として、出題者は割と優しい問題の出し方をする。(優しい≠易しい)計算問題でも、問題文をよく見ると解けるように誘導した書きぶりになっていることがたまにある。過去問やり続けると、文章の節々で出題者の誘導意図がふと読めだしたりする。
 ~中略~
公式などは頭で覚えるというより、ひたすら過去問解いていけば手が覚える。
手が覚えるレベルになってなければ、少しでも変わった問題出ると、たぶん途端に解けなくなると思う。

管理人

同意しかないです。電験の時、私もこの感覚でした。公式は問題解くツールなので、使わないと慣れないし使えないと思います。たくさん過去問やることで問題の味に慣れてきて持っていかせたい方向が見えてくると感じました。

管理人の合格体験記

 私の合格体験記(旧制度の電気管理士時代)もよければご覧ください。電験2種と同時受験で挑戦しました。電力応用課目の突破に3年かかりとても苦戦しました。また、令和4年度には新制度に対応するため、「課目Ⅰ」を再受験した体験記も載せています。

合格証と免状

 合格証と免状を掲載します。免状の画像を見てモチベーションを上げて頂けたらと思います。

旧制度(電気管理士)

新制度(エネルギー管理士)

試験合格だけでは効力のない「合格証」になります。1年間の実務経験を積むことで「免状」申請できるようになります。詳しくは次の記事で。

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