【電験3種】CBT方式の過去問使いまわしと令和6年度出題予測

電気主任技術者【第3種】

 CBT方式は、出題された問題は公表されませんし問題や試験時のメモ持ち帰りもできません。また、第三者に試験問題等を漏洩してはいけないことになっています。よって、出題内容を調査・分析することはできませんが、分かる範囲で予想をしてみたいと思います。

CBT方式での過去問題の使いまわし傾向について

 令和5年度下期試験のCBT方式においても過去問を「使いまわしている」ことは確かなようです。令和5年度(上期・下期)の「筆記方式(注:CBT方式ではない)」では約8割の過去問題の使いまわしがあることが分かっています。(具体的には以下記事参照)

「筆記方式」で使いまわしを始めた背景は、CBT方式が始まったことにほかならない(CBT方式は人によってランダムに出題されていると思われる。そのため、問題の在庫が大量に必要)と容易に予想がつきます。

 「CBT方式」だけ問題使いまわしにしては不公平なので、「筆記方式でも同様に過去問使いまわしを始めた」と考えるのが自然です。よって、筆記方式で過去問使いまわしをしているということはCBTでも使いまわしをしている証拠と言えます。

どの程度が過去問から出題されるのか

 令和5年度下期試験の電験3種(CBT方式)過去問使いまわし比率アンケートをさせて頂きました。お答えいただいた方ありがとうございました。(2024.2.13-3.30に実施しました)

 【アンケート対象者】CBT方式受験者
  令和5年度下期試験(令和6年2月1日~25日実施分)

【設問】CBT方式を受験した限り、「体感」でどの程度使いまわしを感じましたか?

アンケート結果(どのくらい過去問から出題されたかの体感)によれば「8割以上」が半数となりました。(8割以上+8割くらい)

このアンケート結果を踏まえると、令和6年度も

・筆記方式と同じく「80%超え」が過去問使いまわし
・引用元となる年度も筆記試験(令和5年度)と同じ。

と管理人は予想します。

【理由】
令和5年度筆記試験の過去問引用元は「平成7年度~令和3年度」の27年分でした。27年分を網羅していれば8割知っている状態(解けるのは100%近いと思います)です。「80%くらい」「80%以上」を選択いただいた方は、かなり多めに過去問に取り組まれた方と思います。

こんなに多くの過去問に取り組めている方は少ないと思います。少数でも「80%くらい」みたことあるのであれば80%程度出題されているのは間違いないと予想できます。
(23~24年分取り組まれた方は、ほとんどの問題を見たことあるとの感想。)

また、半分以上使いまわしと感じた方の総数が約75%です。多く出ているのは確かです。

25%の方が半分以下のご回答をしていらっしゃいますが、この回答をしてくれた多くの方が5~10年程度過去問を取り組まれているのではないかと思います。5~10年分でようやく半分程度見たことある状態ではなかったかと思います。とすれば、過去25年のうちの8割が出題されたと考えると、一定数の方は5割以下に感じられることも妥当だと考えます。

上記2点から、アンケート結果は辻褄があっておりこれを基に、「出題元(過去27年分)となる問題データベースの8割程度が過去問」なのだと想定しました。

以上のことを踏まえると、CBT試験においても、令和5年度上期筆記方式と同じ傾向が予想できると考えます。

すごい情報いただきました。

勉強時間が無さ過ぎたので過去問23年分丸暗記で挑みました。正解率ほぼ100%まで覚えこみ、日程をばらして受験した結果4科目すべて一発合格できました。初見問題は1科目は1問、残りの3科目は4問ほどで使いまわし率はかなり高かったです。(2024.2.25)

電験が簡単になったと聞いて受験した文系です。ネットに転がっている約23回分の過去問を丸暗記のみで受験。理論と法規は全問過去問から出ました。機械は7割。電力は8割。特に問題なく合格しました。出題形式で一つあったのが、法規でB問題に過去問のA問題を組み合わせたものが出てきました。それ以外は選択肢含めて過去問通りでした。ご参考になれば。(2024.2.26)

過去23回分をした上で、1発合格できました。(2024.2.27)

過去24年分の過去問再掲率は、令和5年上期筆記試験とほぼ同じ比率でした。24年分はどの科目でも98%以上の正答率で臨んだので解答時間は各科目10分前後でした。(合格だけ考えると見たことのない問題を解く必要がないくらい合格の確信が持てました)(2024.2.29)

23~24年分の過去問に取り組まれた結果です。データの考察とも合っており、大変参考になりました。ありがとうございました。

いずれにしても1問でも多くの過去問に取り組まれることを推奨いたします。

令和6年度試験に出題される問題予測

 あくまで完全な予想です。当たるも八卦当たらぬも八卦ですが、時間がなくてたくさんできない方は参考にしていただけると幸いです。

 なお、令和6年度も令和5年度とほぼ同じ傾向と分析しています。理由はこちらです。

(1)引用元年度
 過去2回分のデータしかないので、少し精度は低いと思いますが筆記方式と同じ出題傾向だと思いますので【電験3種】過去問題の使いまわしの分析により、次の年度を予想します。
  ・理論:平成15年度~令和3年度頃
  ・電力:平成15年度~平成25年度頃
  ・機械:平成20年度台
  ・法規:至近10年

(2)出題される問題
 CBTは、メモ用紙1枚配布だけ(頼めば追加は可能と思われる)ですし、問題用紙が配られず、問題に直接書き込みができない(PC画面上への書き込みのみ可能)状況のです。

このため、グラフを問題に書きこんで解いていくような(法規でよく出る)、問題の図を利用しなければ解きにくい問題や、計算に手間がかかる(メモがたくさんいるような)問題は出題されづらいのではないかと思います。

CBT方式の詳しい説明

 以下の記事へ詳しく説明していますので、初受験の方はぜひ一読ください。