【電気工事施工管理技士】(2024年度版)おすすめ参考書・問題集

電気工事施工管理技士

 電気工事施工管理技術検定(1級・2級)の2024年度(令和6年度)版の参考書・問題集の紹介です。本試験は1級6,000人前後、2級3,000人前後の受検者数となっており、施工管理技士の中では多いものの、電気工事士や電験に比べると受検者数が少なく、参考書の選択肢は狭いと言わざるを得ません。が、よいと思える本は幸い存在していますので、そのあたりをご紹介します。

参考書の必要性について

 1級・2級の1次・2次ともに過去問とほぼ同じ傾向の問題がでますので、過去問対策で十分です。幸い、過去問集はまともなものがあるので、解説を読めば合格ラインには達すると思いますので私は「参考書」は無くても大丈夫と考えます。

 合格率も1級・2級の1次・2次ともに5割前後あるので、難易度もそれほど高くはありません。

1次試験は合格基準が緩い

 1級・2級とも同じことが言えますが合格基準が緩いです。どちらも合格基準は60%ですが、選択問題がたくさん出題されるので、問題総数に対して約4割解ければ合格です。そこまでやりこまなくても4割なら届くと思います。最悪計算問題や苦手分野は捨てても大丈夫です。

級別出題数回答数合格ライン合格ライン/出題数
1級92問60問36問36問/92問=39%
2級64問40問24問24問/64問=37.5%

出題範囲の詳しい内容は次の記事へまとめてあります。

2次試験はほとんど同じ問題が出る

 2次試験は「施工経験記述」が重要な部分を占めるので主に作文の下書きが受験勉強のメインです。残る知識問題は、経験上ある程度書けるであろう「語句に対する記述」と計算と法令です。計算は比較的簡単な問題で少数、法規は定番に近いところが頻出です。
 過去問題集の解説で「施工経験記述」は詳しく解説されていて、参考書は不要と感じます。

問題集の選び方

 一般的なことですが、私の考える問題集の理想は次の条件です。
 好みがあると思いますが、私は自分で本を選ぶときは次の基準で選んでいます。
 最終的にはご自身の腑に落ちる方で選んでくださったらと思います。

  • 基本的には年度順に収録(電気工事施工管理技士はジャンル毎もあり)
  • 答えは見開きが理想。ダメでも直後に記載。
    (問題部分と解説部分が別にあるものは避けたい)

理由①:年度順に収録
年度順であれば1回分の出題比率や傾向が分かる。過去問「10回分」やれば絶対合格できるはずであるがジャンル毎だと10回分が分かりづらいのと、全問題が掲載されていない本もある。年度順だと1回分の時間配分がつかめる。実践に近い。

似た問題のカタマリを作っている「ジャンル毎」の過去問集も全否定ではありません。理解が進み・習熟度は上がりやすいと思います。が、「年度毎の1回分のイメージは必ず確認しておくこと」が大切と考えます。時間配分なども事前につかんでおくべきと考えています。

理由①:ジャンル毎もあり
電気工事施工管理技士は、かなり広範囲です。”広くて浅い”が正直な感想です。私はいつもの選び方で「年度順」の問題集のみで学習しましたが、ジャンル毎に固めていく方が効率的に感じました。また自分に馴染まないジャンル(捨てるジャンル)の見極めもしやすいのもメリットです。

理由②:答えは見開きが理想。ダメでも直後に記載。
単純にその方が見やすい。

1級電気工事施工管理技士(1次)

1級電気工事施工管理 第一次検定問題解説集 2024年版

 1次試験対策の過去問題集です。解説も十分。私もこの「地域開発研究所」の1冊で十分合格できました。巻頭に出題分析もしてくれていますので、口コミの評判よいです。
一定程度知識を持っておられる方はこれでよいと思います。

〇過去8年間(平成28年度~令和5年度)の出題全問題を収録
〇年度順に編集。
〇問題の直後に答えが書いてあるタイプで使いやすい(少し見えるが)

令和6年度 分野別問題解説集 1級電気工事施工管理技術検定試験 第一次検定

 1次試験対策の過去問題集です。ジャンル毎のおすすめとして紹介します。「サポートが充実」していることが特筆すべき点です。
この受検者数に対してこのクオリティは驚き。ジャンル毎ですが、全問題掲載です。また、動画解説ありも見逃せません。ご自身の力量にあまり自身の無い方ははこちらの方がおすすめです。

 1日1時間:23日 で合格できるスケジュールありです。

〇令和5年度から平成28年度(過去8年間)のすべての問題を掲載(解説あり)
〇問題と同一ページに解説あり(少し見えるが)
〇動画解説あり(youtube)
〇「完全合格ターゲット」:分野毎のポイントをまとめたページ付。 
〇イラストも多く解説丁寧

(動画はサンプルページあり。年配の方が講師をしてくださるようです)

1級電気工事施工管理技士 第一次検定 テキスト 2024年度(令和6年度)

 参考書があった方がよい方向けに紹介します。昔から施工管理技士対策本を作っている出版社なので実績十分の1冊です。過去問集の解説では分からなかった場合には購入を検討ください。

〇解説が図解入りで分かりやすい
〇試験範囲にそって、分野毎に収録されています。
〇用語解説や頻出箇所の表示等、レイアウトも含め使いやすい

1級電気工事施工管理技士(2次)

1級電気工事施工管理 第二次検定問題解説集2023年版

 2024年度版は5月頃発売。私はこの1冊で十分合格できました。過去問はほとんど同じ問題です。巻頭には施工経験記述についても、その他の語句説明についても詳しく解説があるので、参考書は必要としません。

〇過去10年分の問題を掲載
〇過去出題された字句等を一覧で整理してあり、出題予測しやすい
〇語句の説明は網羅的に例文を載せてくれている。
△施工経験記述の例が少ないが、考え方や事例等多く掲載。
〇出題範囲は法律を含めて詳しく解説
△使い勝手はそれほどよくない
〇計算問題の出題予想があたりました(令和5年度)
〇本の大半は「テキスト」。過去問が最後に載っている構成。
△過去問の後ろの解説は少し(テキスト部分を読めば分かる)

令和5年度 分野別 問題解説集 1級電気工事施工管理技術検定試験 第二次検定

 上で紹介したスーパーテキストシリーズです。こちらの方が中身が見やすく評判もよさそうです。こちらも施工経験記述の書き方の詳しい解説ありです。それに加えて、2次試験もyoutube解説付きであることが特筆すべき点です。こっちのほうがおすすめです。

〇施工経験記述の解説が詳しい
〇youtube動画解説付き

2級電気工事施工管理技士(1次・2次)

2級電気工事施工管理 第一次・第二次検定問題解説集2024年版

 私が1級合格時に使った「地域開発研究所」の過去問集です。よくも悪くも定番の安定の過去問題集です。解説豊富です。この1冊だけでも1次と2次に合格できる作りになっています。コストミニマムを目指すならこの1冊だけで乗り切りましょう。

〇第一次検定は過去5年間(R5-R元)掲載
〇第二次検定は過去10年(R5-H26)掲載

2級電気工事施工管理技士(1次)

2級電気工事施工管理技士 第一次検定 分野別過去問題集 2024年度版

 分野毎の過去問題集も合わせて紹介します。分野毎がよい方はこちらがおすすめです。残念ながら1級で紹介している「スーパーテキストシリーズ」は2級版はありませんので、分野毎ならこの1冊です。1次検定のみ対応。

2級電気工事施工管理技士 第一次検定 テキスト 2024年度版(令和6年度版)

 参考書は基本的に不要と考えていますが、「問題集だけでは厳しい」状況であればこちらの参考書をおすすめしますので、追加購入ください。数少ない2級1次の参考書で貴重です。

令和5年度 分野別 問題解説集 2級電気工事施工管理技術検定試験 第二次検定

 2024年度版は7月頃発売予定。1級の1次・2次で紹介したスーパーテキストシリーズです。特徴は1級の項を参照ください。2次に特化した本とすればこの本をおすすめします。