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かご型誘導電動機の始動方法(全電圧・スターデルタ・リアクトル・コンドルファ始動法)

誘導電動機には「かご型」と「巻線型」の2種類があります。ここでは「かご型」に分類される誘導電動機の始動方法について紹介します。かご型と巻線型の構造的な違いは次のとおりで、2次回路(回転子)の電気回路を外部へ引き出しているかどうかが大きな特徴...
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誘導電動機の電圧と電流とトルクの関係

「誘導電動機は電圧を下げると電流が増える。」と言う話皆様こんにちは今回のお題は「誘導電動機は電圧を下げると電流が増える。」です。電気屋の常識と反対の事態が起きるそうです。この電動機の特性を知らなくても、使えれば良いのですが、知っていた方が何...
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誘導電動機の速度制御(原理、ベクトル制御・セルビウス制御)

誘導電動機を速度制御速度制御する話(改)USO 訂正版皆様こんにちは 今回は誘導電動機の速度制御の話を書きます。こんな話を覚えても、実社会でどの程度役に立つのか不明ですが、知らないより知っていた方が良いと思います。何かの話のネタにでもなれば...
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誘導電動機の回転原理

誘導電動機はどうして回るのかと言う話皆様こんにちは。普段からお世話になっている誘導電動機ですが、この電動機がどうして回るのかと言うことを考えてみようと思います。参考書などには、「誘導電動機はアラゴの円盤が回る原理を利用して回っています。」と...
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誘導電動機のスターデルタ(Y-Δ)始動時の電流

三相誘導電動機のスターデルタ始動時の電流について三相の誘導電動機をスターデルタ始動した場合の電流の話です。皆様ご承知の様に、スターデルタ始動はよく用いられる始動方法です。この始動方式を用いた場合の、始動電流及び始動トルクの関係は次の様に説明...
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同期発電機の運転ベクトル図(励磁電流と機械的入力の変化)

同期発電機の運転いろいろ同期発電機の運転方法は色々あります。一般的な教科書や参考書では電力会社の発電機の話が多いようですが、自家用で買電とパラランした時の事象を書いたものを見たことがありません。そこで作ることにしました。毎度ながら独断と偏見...
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交流電動機の巻線(全節巻・短節巻・集中巻・分布巻)

交流電動機の巻き線の話皆様こんにちは。前回は「回転磁界」の話を2回に渡ってしました。今回は「巻き線の巻き方の話」です。電動機は広く用いられますが、構造や原理を理解するのは相当に厄介です。これらを一度に理解しようとすると、頭がパンクします。で...
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誘導機と同期機の「回転磁界」とは?~仕組み、原理の概念~

「回転磁界」とは、誘導機と同期機の固定子部分に用いられる仕組みで、磁極が「機械的には回っていない」けど「電気的には回っている」状態を作り出すものです。この概念を理解することができる解説資料です。
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変圧器のY-Y結線は地絡電流が流れない?

変圧器は1次電流×1次電圧=2次電流×2次電圧にならなけばおかしい機器です。つまり2次電流だけ流れることはできません。単相の場合はあまり悩みませんが3相になるとそういうことが理解できていないと実務で色々混乱すると思います。こういう話は教科書...
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ウッドブリッジ変圧器(ウッドブリッジ結線)とは

日本国内の電気鉄道に用いられる3相から単相を取り出すことのできる「ウッドブリッジ結線」についての記事です。ウッドブリッジ結線の話皆様こんにちは 今回の御題は「ウッドブリッジ結線」です。ウッドブリッジ結線?何それですねぇ~・・・全く解りません...
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変圧器の返還負荷法とは(温度上昇試験)

変圧器の温度上昇が規定内であることを確かめるために温度上昇試験を行いますが、このために変圧器に「負荷」をかける必要があります。ですが、大容量変圧器では定格負荷をかけること自体が困難ですし、大変不経済となります。そのため、返還負荷法もしくは等...
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変圧器(トランス)の利用率とは(V結線で86.6%)

変圧器の利用率とは、変圧器の容量に対して実際に取れる負荷の割合(能力に対してどのくらいまで使えるか)を表すものです。V結線の場合には、Pの出力×2台(=2P)の変圧器で得られる出力は√3Pとなり、√3/2(=86.6%)までの出力しか得られ...
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異容量V結線(灯動共用方式)とは。(ベクトル図)

一般的な配電方式として柱上変圧器は容量の異なる単相変圧器2台をV結線して低圧配電しています。これは、灯動共用方式と呼び、変圧器の異容量V結線で実現します。回路(計算方法)は難しくなるものの、広く使われている方式となります。オトーサンの為の異...
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変圧器のV結線とは~ベクトル・動作原理と利用率86.6%~

単相変圧器2台をVに結線することで平衡3相電力の送電が可能になるV結線について、その動作原理をベクトル図を使って説明を頂いています。回路をバラバラにしたりΔ結線との比較をしたりかみ砕いた説明で、V結線のベクトル・理論は理解が難しいため、本記...
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[同期機・誘導機・直流機]電動機の特徴(利点・欠点)

同期電動機・誘導電動機・直流電動機それぞれの電動機の特徴(良い点・悪い点)について紹介します。概念がイメージできてくれば電験の問題文が読めるようになると思います。各種電動機の特徴(利点、欠点)[投稿者:鹿の骨さん] 電動機と一言でくくっても...
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同期調相機の基礎理論(負の値になるインダクタンス)

負の値になるインダクタンスの話皆様こんにちは今回のお題は「負の値になるインダクタンス」です。毎度ながら、胡散臭い話ですし、これを覚えておいても実社会でどれほど役に立つか全く解らない話です。いつもの通り、知らないより知っていた方が良い程度でお...
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パーセントインピーダンス(%Z)計算法【トランス編】

パーセントインピーダンス計算法(トランス編)パーセントインピーダンスの解説はこれで4回目です。前回ではトランスがある回路の解析手法を記載しましたが、トランスは理想トランスとして扱いました。今回は、トランスの回路定数を含んだ値で解説を行います...
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負荷時タップ切換器付変圧器(LRT)とは?役割,構造・原理(タップチェンジャー)

配電用変電所などで、『停電を伴うことなく』負荷に応じて2次側電圧を一定に保つことができる変圧器『負荷時タップ切換器付変圧器(LRT)』について役割や構造・仕組みについて説明します。負荷時タップ切換器付変圧器(LRT)とは 負荷時タップ切換器...
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スコットトランスとは?仕組み、ベクトル、三相バランスの証明

スコット結線された変圧器は、3相から2相に変換する変圧器として用いられ「2つの単相負荷が等しければ、一次側は平衡三相電流」となる変圧器です。二次電圧は、位相が90度異なった、2つの単相回路となります。とは一般的に言いますが電気理論を詳しく(...
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同期発電機の短絡比とは?~三相短絡曲線・無負荷飽和曲線~

同期機には「短絡比(たんらくひ)」という便利な定数があります。意味が分からなくても使うことはできます。(使い方を覚えれば計算に役立つ)ですが、何を意味するかキチンと理解するのは難しい内容です。短絡比を知ることで同期機の電気的な仕組みについて...