【合格体験記(電験3種)】改造パパ1号様

第3種電気主任技術者

【No.077(2024.09.25)】

何回目の受験?

 5回目

受験方式

 筆記方式

使用した参考書

TAC出版「みんなが欲しかった実践問題集」
簡単な問題から難しい問題へと段階的に載せてあり、勉強しやすかった。

受験体験記

「過去問ショック!!」

学習期間は3年間です。R5年下期で合格しました。

電験三種なので半年に一回試験があります。最初に受けた三年前は過去問も出ませんしその難しさを実体験し、二回目から試験一回につき一科目合格の戦略に切り替え、科目免除の有効期限が切れないように計画的に勉強して三年かけて合格しました。

文系大学出身の私の勉強法は、基礎はまずネットをフル活用して勉強し、それ以降TAC出版の「みんなが欲しかった」シリーズを使い、最後に過去問を10年分、解けなかった問題を中心に三周して繰り返し学習しました。

私はCBT方式では「試験の感じがしない」し、行ったことのない大学に行けるのが楽しみなので筆記形式で毎回受験しました。本番ではあまり緊張しませんでした。勉強が足りていないと自分で感じていると、緊張してしまうと思います。

計画通り半年に一科目ずつ合格できました。仕事がある社会人としては無理のない現実的なやり方だと思いました。
ショックなのは「二年前から過去問の使いまわし」が増えていたと、後で知ったことです。

私は過去10年分しかやりませんでしたので、それ以上古い問題は過去問だと気づけませんでした。
しかも問題文は一言一句違わず、数値も一緒で、回答の番号も同じだと言うではありませんか。
私の同僚はこの評判に気付き、過去問をかなり昔から徹底的に暗記し、R6年上期の試験で四科目一発合格を決めてしまいました。

その過去問を暗記するのにかかった期間は半年に満たなかったと言います。
彼は公式など全く覚えなかったそうです。「基礎を理解する必要がないので難しくなかった。簡単だった。この方法で合格できるのだから理解する必要などない。合格してしまえばこっちのもんだ。」と言い放ちました。

私は「おめでとう」としか言いませんでしたが、これはかなり危険だと思いました。
彼は実際コンデンサの公式を言えませんでしたし、時定数経過後は直流を通さないことも知りませんでした。

こんな人がこれから電気主任技術者を名乗るのです。非常に危険だと思います。
試験の意味が無いと思いましたので、試験センターに意見のメールを出しておきました。
試験センターから「参考にさせて頂きます」と返信がありましたが、今後どう改善されるかは分かりません。

みなさんにはしっかり勉強して、理解して電気主任技術者になって頂きたいと心から思います。