【合格体験記(電験2種)】まぁささま様

第2種電気主任技術者

【No.008(2009.02.02)】

使用した参考書

<一次試験>
・電験第2種模範解答集 ・電気基礎・電力応用・電気機器(工業高校電気科の教科書)
<二次試験>
・電試2種二次試験の徹底研究
・これだけ電力管理・機械制御

受験体験記

電気科高卒の独学による電気主任技術者取得体験談を書かせていただきます。

二種一次試験
下名の経験から、高校の教科書レベルである電気基礎・電力応用・電気機器をしっかりとおさえておけば一次試験の電力と機械は十分に合格可能だと思います。
むしろ、参考書はマニアックなことをタラタラ記述している部分があるように思いますので、ドツボに落ちないように気をつける必要があるかもしれません。
(・・・なお、今の制度に改正される前の試験は、一次試験にやたらと難易度の高い問題が出題されていることがありますので、必要以上にさかのぼった学習を行う必要はないと思います。)

参考書を100%わかることが合格を意味するものではありませんので、ある程度は割り切りで学習することをお薦めします。

逆に理論は苦しい・・・
微積分が出題されたりするのですが、こればかりは参考書で過去の問題の傾向を探り、乗り切るのがやっとでした。

法規については何を使って学習しても良いと思いますが、「これだけ法規」がお薦め・・・というかこれしか使ってないのでなんとも言えません。

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二次試験
電力管理の問題は6問中4問の選択でいいため、2問捨てられます。
例年似たような問題が出題されますので、過去問題を徹底しておけば6問のうち4問は見たことがある問題が混ざっているハズです。

特に今年は良い例で、電力管理の問題の中には、平成12年度の電力管理の問題がほぼそっくり出題されているものもありました。
(とはいえ、下名は解き方を忘れてしまっていたので選択しませんでしたケド・・・)

これは機械制御にも当てはまります。
下名の場合、機械制御(ラプラスだの自動制御だの)は、高校で習わなかった領域なので学習はノンタッチ、二次試験においてもアウトオブ眼中!捨ての問題と決め込んでいました。

それでも、3問中2問が回答できればいいことをわかっていたので、最後までこのスタイルを貫きました。

そのかわり、変圧器や電動機、発電機の計算問題に力を入れ、確実に解けるようにしました。
これは、機械制御は文章による解答より、計算を求められることが多いためです。
また、変圧器や電動機関係の計算は高校の電気機器といった教科書レベルの知識で十分に対応できる問題が出題されていることにも注目、機械制御は電力管理より的が絞りやすくて対応しやすいように思いました。

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最後に学習方法として・・・
1:不必要に高度でマニアックなことを学ばないようにすること!
→例:知らない単語をすべてネットで調べるなど

2:不足している知識のみ増やす努力すること!
→知っている部分は極端な話が学習しなくても良い、知らないことを知るほうが効率的に合格に近づく!

3:時間をかけすぎない
→何かの参考書には・・・「・・・(略)、一日の中で3時間以上まとまった時間をつくり、一切の・・・(略)」・・・などと書かれていますが、そんなに敷居の高い国家資格ではありません。 わからないことを少しずつ埋めていき、それがある領域になったときに合格できるのです。

わからないことが少しずつわかっていくことや、空いている時間の合間合間で挑戦しているご自身の様子にドキワク感を感じながら、「受かるまで止めない!」と、自分自身にコミットすることができたなら、その人はもう受かったようなものなのでしょうネ。