【合格体験記(電験2種)】クマ吉様

第2種電気主任技術者

【No.011(2009.02.11)】

何回目の受験?

 1回目

使用した参考書

①電気基礎(上下巻) 東京電機大学出版局

②2008年版データーベースマスタブック電験第二種一次試験
 (過去12年間の問題と解説) 電気書院発行

③2008年版電験第二種二次試験標準解答集
 (過去10年間の問題と解説) 電気書院発行

④電気計算9~12月号 電気書院発行

受験体験記

去年の3月、本屋でたまたま2種の参考書を立ち読みした時、電力、法規はなんとなく「これなら解けそうだな~」と見ていたのですが、理論の本を開いたとたん(・o・)???何がなんだかさっぱり解りません。

3種を取って20年が経ち、あの頃の知識がすっかり頭の中から抜け落ちていて、「年だけとって実力は落ちたな~」としみじみ痛感させられ、これをきっかけに2種受験を決めました。

まず最初に買った参考書は「電気基礎」。高校時代の電気科の教科書にあった様な、電気の入門書です。オームの法則やキルヒホッフの法則、フレミングの法則や磁気回路など、昔の記憶を思い出すところからのスタートです。暑さが気になりだした6月、まずエントリーするための願書受付を済ませ、次にいよいよ本題である電験2種の過去問集を購入し、勉強をはじめました。

【一次試験】
電力、法規はまずまずの手ごたえでしたが、理論、機械は微妙な感じで終えました。 翌々日の解答速報で採点した結果、理論50点?、電力69点、機械51点、法規61点で、合格ラインの60%(54点)を超えていたのが電力と法規の2科目のみ、この時点で来年の再チャレンジを決意。

【結果発表】
とりあえず受験番号と名前の記入ミスさえなければ2科目は合格しているだろうと、試験センターのホームページにアクセスし、まずプレス発表記事に目を通しました。そこで機械の合格ラインが49点まで下がっている事が分かり、「ラッキー(^.^)」と思い早速、受験番号を検索。

結果は「入力した受験番号は合格者一覧にあります。」としか表示されず、どの科目に合格したか判らないではないかと疑問を覚えたのですが、再度入力画面に戻って確認したところ、合格者一覧とは4科目すべてに合格した方の一覧ですと書いてあり、超オドロキの結果となりました。

理論が受かった理由について確信はありませんが、試験問題は回収されると思い込んでいたため、最初の科目の理論には回答を書き込まず、後から思い出しながら採点した事による予想点数の違いと、合格ラインが53点になっていた事、この二つがうまく重なったからと思われます。 (試験問題は持ち帰る事が出来るので時間があれば回答を記入して持ち帰り、自己採点が50点以上あった場合は二次試験の勉強を始めた方がいいかもしれません)

はっきりいって一次試験合格は予想もしていなかったので、二次試験の勉強はこの日からのスタートとなり、二次試験までの1.5ヶ月間は苦手のパワーエレクトロニクスと自動制御を捨て、過去問を中心に行いました。

【二次試験】
電力・管理、機械・制御とも完璧に解けたと思えたのは4問程度、あとは何とか書けたという程度でしたが、まるっきりだめだったと言う感じではありませんでした。 試験センターの標準回答が発表され、自己採点の結果は104点(58%)位でした。

【結果発表】
一次試験同様プレス発表に目を通し、合格基準が108点(60%)以上の記事をみて、さすがに今度はだめだなと思い受験番号を検索、結果はなんと「入力した受験番号は合格者一覧にあります。」と表示され感謝感激(^o^)です。

【感想】
ギリギリのところで運よく合格出来たと言うのが正直な気持ちで、実力はまだまだ2種のレベルに足りていないと感じています。これから受験されるみなさまの参考になればと体験記を書かせてもらいました。

【PS】
過去問と電気計算の予想問題でかなりいいところまでいけると思います。