試験実施機関
試験の詳細は、以下の日本技術士会のホームページより確認ください。
公益社団法人 日本技術士会 (engineer.or.jp)
受験資格
技術士1次の受験資格は、、、
『年齢・学歴・業務経歴等による制限はありません。』
どなたでも受験できます。
試験のレベルは
電験3種と同じくらいだと思います。電気の専門科目としてはもう少し易しく感じました。電験3種受験者(合格者)やエネ管・2種の挑戦者の方が合わせて挑戦するのがよいのではと思います。
技術士第一次試験は技術士になるための第1段階の試験と位置付けられています。
引用元:公益社団法人 日本技術士会 HP
試験の内容は、大学のエンジニアリング課程(工学、農学、理学等)修了程度です。また、年齢・学歴・国籍・業務経歴等による制限はありませんので、多くの技術者・学生が技術士を目指すことを期待されています。
試験スケジュール(令和6年度)
例年以下のスケジュールですが、詳細には必ずご確認ください。
- 受験申込書の配布開始:6月上旬
- 受験申込書の受付:6月中旬~6月下旬
- 筆記試験:11月下旬
- 合格発表:翌年2月下旬
試験科目
3科目(基礎科目、適性科目、専門科目)について筆記試験(マークシート五肢択一式試験)
(1) 基礎科目として、科学技術全般にわたる基礎知識。
(2) 適性科目として、技術士法第4章(技術士等の義務)の規定の遵守に関する適性。
(3) 専門科目として、受験者があらかじめ選択する1技術部門に係る基礎知識及び専門知識。
試験科目は3科目です。科目合格制度はありません。
ちなみに曲者(クセモノ)は基礎科目です。
”基礎”の名にだまされちゃぁいけません(笑)
「科学技術全般にわたる基礎知識」というは、以下のものが含まれます。
(1) 設計・計画に関するもの(設計理論、システム設計、品質管理等)
(2) 情報・論理に関するもの(アルゴリズム、情報ネットワーク等)
(3) 解析に関するもの(力学、電磁気学等)
(4) 材料・化学・バイオに関するもの(材料特性、バイオテクノロジー等)
(5) 環境・エネルギー・技術に関するもの(環境、エネルギー、技術史等)
「4年制大学の自然科学系学部の専門教育課程修了程度」と受験案内に書いてあります。
管理人は一番苦労しました。
大学出たりで、化学やバイオに数学が得意な方は楽勝でしょう。
工業高校卒の管理人には鬼門でした。
適正科目は「技術士法第四章(技術士等の義務)の規定の遵守に関する適性」で常識を問うような問題です。
専門科目は、分野により異なります。
ここではは当然「電気電子」部門を選択することで話を進めます。
電気電子部門では、
(1)発送配変電
(2)電気応用
(3)電子応用
(4)情報通信
(5)電気設備
の中から出題されます。電験の範囲も相当かぶっています。
電験の内容+α(通信関係)と思っていいと思います。
ちなみに専門科目は私はぜんぜん問題ありませんでした。電験やエネ管をしっかり勉強している方はぜんぜん問題ないと思います。電験やエネ管のついで受験がとってもおすすめです。
試験時間
令和5年度の実績では以下の通りです。相当余裕があると思います。
・専門科目:10:30~12:30(2時間)
・適正科目:13:30~14:30(1時間)
・基礎科目:15:00~16:00(1時間)
合格基準点
各科目とも50%以上です。(ハードルが普通の試験より低いです)
詳しくは以下記事を参照ください。
電卓の使用について
「四則演算(+-×÷)、平方根(√)、百分率(%)及び数値メモリのみ有するもの」に限り、使用可能です。電卓が使えること自体が助かります。難易度が下がると思います。
使い方のポイントは以下を参照。
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