電気技術者の部屋+(プラス) › フォーラム › 電気技術者掲示板 › LRT ← 路面電車じゃないよ! › 返信先: LRT ← 路面電車じゃないよ!
2025年3月8日 23:48
#9649
おじさんさんこんばんは。色々コメントありがとうございます。
負荷電流による配電用変電所の配電線送出電圧の調整については私も同じような感覚を持っています。負荷電流が増えることによる配電用変電所への到達電圧の低下や変圧器インピーダンスによる電圧降下もあるので配電用変電所6kV母線電圧も下がるので、これをLRTによる巻き数比変更で調整(あげて)送り出すと思っています。
が、これはいままでの標準的な状況で、近年は再エネ(特に太陽光)の配電系統への連系爆増に伴い複雑になってきているようです。H25年頃の再エネの上り潮流が変電所へ逆に上る(バンク逆潮流)の規制緩和により、近年は軽負荷期には上り潮流により配電用変圧器2次側の6kV電圧が上昇しLRTでは電圧制御ができないため、6kV母線へ調相設備(SHR)が必要な状況が出てきているようです。上りを考慮しはじめるとこれまでと逆になってきているみたいです。
また、特別高圧以上の電力系統全体の電圧調整は無効電力制御(発電機の力率制御および調相器)によるものが主なのだと思います。ピンポイントな一か所の変電所の連系母線(77kとか154kVなど)の電圧を変えても系統全体のバランスが取れないから全体の無効電力制御により調整しているのだと思っています(分かってないけど)
ある場所に調相器を接続することで、調相器まで流入する無効電力が通過する電気所全体に影響するので全体をにらむと調相器が便利なのではと思っています。