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2025年3月7日 09:39
#9629
おじさん
変電所LRTの動作
昨日の続きです。
LRT は負荷側の電圧を変圧器タップで適正電圧に調整する動作をします。
負荷側の変電所に設置された調相設備でも可能だから棲み分けが紛らわしいのですが、
有効電流の変化による電圧変動は変圧器タップ操作で調整する。
無効電流の変化による電圧変動は調相設備の操作で調整する。ということではないでしょうか。
負荷側の電流は昼間に大きく(配電線路の電圧降下大)、夜間には小さくなる(電圧降下小)傾向にあるから変電所の送り出し電圧は負荷電流の増減に応じて昼間は高く夜間は低めに調整することになります。
だいぶ前に(冬季五輪で荒川静香が金の年)要請があって都内のある変電所に近い配電柱で6kVの配電線電圧を測定したときに時間とともに線路電圧が変化していくデータを得ました。
6kVの電圧をどうやって測定したのか今となっては記憶が定かではないけど柱上変圧器の二次側で測定して変動を見たのだろうと思います。
変電所の送り出し電圧は6600V一定だと思い込んでいたからずいぶん変動するものだという感想です。