【電気工事士】CBT方式(学科)の合格基準点の調整はあるか。

電気工事士【共通】

 電験3種で「CBT方式」を選択された場合の合格基準点がどうなるのか解説します。結論は「60点固定」で調整はないようです。理由を以下に説明します。

アンケートのお願い

 もしもCBT方式で60点未満で合格できた方がいらっしゃったらアンケートのご回答をお願います。

いないのだと思っているのですが。どうなんでしょうか。

合格基準点について

 電気技術者試験センターが公表している受験案内での「合格基準」には、次のような記載があります。

電気技術者試験センターの受験案内によれば「60点」となっています。

引用元:令和6年度第一種電気工事士試験(国家試験)上期受験案内
引用元:令和6年度第二種電気工事士試験(国家試験)上期受験案内

第1種・第2種ともに学科試験の合格基準点は60点と明言されています。

 また、「CBT-Solutions CBT/PBT試験 受験者ポータルサイト」において確認すると、以下の記述がありました。こちらも得点調整の記述はなく60点と明言されています。

合格基準学科試験 合格基準点:60点
引用元:令和6年度第一種電気工事士上期学科試験(CBT方式) | CBT-Solutions CBT/PBT試験 受験者ポータルサイト

試験当日(試験終了直後)は得点だけ表示される

 詳しくは以下リンク先へ記載していますが、試験当日の受験完了直後は「得点だけ表示」されます。そして、試験約2週間後に「合否」がマイページで表示されるようになります。

このことから、「合格基準は一律60点ではないのではないか」と予想もできます。一律60点であれば試験直後に合否も表示されるのではないかとも思えます。つまり試験後に何らかの処理が入ってから合否が見えるようになっています。

合否は各受験者の試験約2週間後にマイページで確認になる

 CBT方式の各科目に対する合否は、全員が試験を終えた後一斉に同一日に発表するわけではなくて、受験日の約2週間後に個々のマイページで確認する仕組みです。ということは、受験者全体の得点や問題の難易度を勘案して合格基準を検討するようなことはできません。

 また、CBT方式の性質上、出題される問題は人によって異なるため一律で合格基準の調整は難しいと想定されます。ひょっとしたらいくつかの出題パターンがあって、それらに対しての得点や難易度から合格基準点を算定しているかもしれませんが明らかではありません。

 「全員が受験を終えてから合格基準点を検討」をしていないことだけは明らかです。

マイページの受験結果の表示内容

 試験約2週間後に確認できる受験結果の内容は次のとおりです。得点は確認可能ですが、合格基準点は載っていません。(以下は電験3種の情報をもらって載せています。電気工事士も同じと思われます)

申込情報
試験
第三種電気主任技術者試験2科目受験
受験日時
2024年2月3日(土)14:30
テストセンター名
XXXXテストセンター
受験番号
XXXXXXXXXX
科目受験結果
受験開始日時
2024/02/03 14:23
受験終了日時
2024/02/03 17:30
総合スコア
 理論:60点 電力:75点
結果公開日時
2024/02/17 12:00
科目結果
 理論:合格、電力:合格

電気技術者試験センターのプレリリース資料でははっきりしない

 筆記方式を含めた電気工事士の試験がすべて終わった後に、電気技術者試験センターが合格基準等を公表(プレリリース資料)していますが、この中では、CBTと筆記方式の合格基準は「一律で60点」と読めるような表現になっています。

これまでの筆記方式での合格基準点の傾向

 筆記方式に関する合格基準点について詳しくは以下の記事でまとめてありますが、60点を超えるような合格基準点になったことは過去一度もありません。下がったことは何度かあります。CBT方式においても同じだと思いますので、合格基準点が上がることはないと考えられます。下がる可能性は不透明です。

まとめ

 ここまでの考察をまとめると、CBT方式の性質から全員が同じ問題ではなく、個々の得点調整までは難しいと思えること、受験2週間後に合否が出ることおよび公式の合格基準の記述に「得点調整の記載がない」ことから、合格基準点は難易度による得点調整は入らず、全科目・全員「60点」ではないかと思っています。

【2024年4月4日記載】電気技術者試験センターへ問い合わせたところ、以前は電気工事士試験に得点調整があったが、今回からは「60点固定(CBT方式・筆記方式ともに)」ということを教えてもらいました。また、調整があった時代は64点などになったこともあったらしい。

上記により得点調整がないということがはっきりしました。