【技術士1次(基礎適性+電気)】2024年度版 おすすめ参考書

技術士1次(電気・電子)

 2024年度(令和6年度)版対応の技術士1次試験(電気電子部門)のおすすめする参考書&過去問集を紹介します。技術士試験自体の受験者がとても少ないため、これに対応した書籍は残念ながらとても少なく選択肢は限られていると言わざるを得ません。

対策が必要な受験科目

技術士1次試験(電気電子)は次の3科目があります。

(1) 基礎科目として、科学技術全般にわたる基礎知識。
(2) 適性科目として、技術士法第4章(技術士等の義務)の規定の遵守に関する適性。
(3) 専門科目として、受験者があらかじめ選択する1技術部門に係る基礎知識及び専門知識。

(1)(2)については、どの分野でも共通です。
電気電子分野用のものを準備する必要はありません。

(3)は電気電子分野用が必要です。

科目の分類は次を参照。

試験の難易度

試験の難易度としては「基礎科目」が難しいです。「適正」科目はむずかしくありません。
「専門科目」はメインの科目のため、それなりの難易度になります。

なるべく「基礎」「適正」を短時間で済ませ、「専門科目」に関する学習に時間を充てることが重要です。

基礎・適正科目

 使い勝手がよいが(解説が別冊)収録年数が少ない(といって10年以上あります)と、その逆を紹介します。どちらも定番化しているのでお好みでいずれか一方を選んでいただけば間違いありません。

 敢えて選ぶとすれば私は使い勝手を優先し、「らくらく突破」の方です。

実物を見比べた限り、「らくらく突破」の方が解説が詳しく解答が分冊できるのでこちらがおすすめです。(20241105追記)

らくらく突破 2024年版 技術士第一次試験[基礎・適性科目]過去問マスター解説集

 私の時代にはなかったものです。定番化してきています。令和5年度までの7回分+ダウンロード付録6回分ついていますので、十分な学習量です。基本的には本書1冊のみでこの2科目は対策可能です。

◎問題と解答が別冊になっている⇒過去問が解きやすい。
○追加5年分の問題と解説がダウンロードできる。

技術士教科書 技術士 第一次試験問題集 基礎・適性科目パーフェクト 2024年版

もう1冊定番の問題集を紹介します。こちらの方がたくさん過去問が入っています。

〇書籍本体への収録は平成29年度~令和5年度の7回分
◎ダウンロード版で「平成19年度~平成28年度」までカバー
△問題と解説が1年ずつのセット(使い勝手は上の「らくらく突破」の方がよい)

専門科目(電気電子分野)

 基礎・適正用は全分野共通なので比較的よい書籍がありますが、分野に絞ると受験者数がかなり少なく、良質な書籍は期待はできません。専用科目の参考書でよいものはありません。過去問題を購入し、不明点はネットで調べるしかないと思います。過去問集があるだけありがたい領域と思います。

管理人
管理人

技術士1次の問題は広くて浅いので、技術士1次を受験しようと志す方であれば過去問集だけで十分だと考えます!

私の受けた時代には、過去問は売っていなかったしネットで公表もされていませんでした。その頃に比べれば恵まれている!(お年寄りの発言みたい・・・)とは思います。

2024年版 技術士第一次試験電気電子部門過去問題集

よくも悪くも昔の電験3種のような作りの過去問題集です。

過去10年分の過去問題が収録されています(2019年度の再試験分含む)

問題が10年分ざーっと続いて、解答が10年分ざーっと続くタイプです。使い勝手はよくないと思いますが安定の電気書院で、ちゃんと解説がついていて10年分対応できているので大丈夫です。

技術士第一次試験「電気電子部門」択一式問題200選 第7版

 かなり歴史が古く、私も昔受験した時に使いました。当時は150選で、おそらく第1版だったのだと思います。少し入りやすいタイプの書籍です。上は重たいタイプです。重たいのが苦手で、「とりあえず始める」ならこちらがおすすめ。

年度ごとではなく、ジャンル毎に分かれているタイプ。こういうのが好きな方はこちら。解説もすぐに書いてあるので使いやすいです。通勤時勉強用。当時の私の感想にも「一部答えにウソがあります」と書いてありますし、10年経った2017年のamazonレビューにも間違いがあると記載があります。

また、「解説が少ない」というレビューも多いです。利便性優先で内容が薄いものです。ただ、レイアウト等の見やすさは評判よしです。

 選択肢としては上記のいずれかになります。両方入手すれば使い分けは可能です。しっかりやりたい方は上の「電気書院」がおすすめ。

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