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2025年3月11日 21:46
#9652
おじさん
タップ切替による電圧変化について
配電線用LRTの1タップあたりの変化量について調べてみました。
「電気技術者の部屋 負荷時タップ切替変圧器とは?」のページの最後のほうにLRTの銘版の写真が添付されています
写真からタップ電圧を読み取ろうとしたが細かい数字が鮮明ではなかったため他の資料を探したところ下記添付ファイルの表にタップ電圧が記載されており写真の数値と一致していることからタップ電圧としてこれを採用してよいと考えます。
この表によるとTapNo1~17までが72000V~57000Vまでに区分されており15000Vを17分割していることが分かります。さらに1分割あたりの平均値は937.5V、また66000Vに対する変化の割合は平均値として1.4%程度となります。
ざっくりと考えると、電圧変動が基準値に対して+1.0%の変動を検出した場合に1タップの下げを実施することにより基準値からの変動が-0.4%程度に納まると考えて良いと思います。
実際の変電所母線の電圧変動、負荷変動のグラフなどが開示されることは難しいと思いますが何らかの実測データがあると電圧制御の実力がわかって面白いでしょうね。
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