【合格体験記(電工2種)】阿波のたぬき様

第2種電気工事士

【No.041(2009.09.10)】

何回目の受験?

 1回目

使用した参考書

 筆記対策 ①2009年版第二種電気工事士筆記試験標準解答集(オーム社)
問題の解き方・解説が他の過去問よりも分かりやすかったです。また、前半の要点整理も的の絞り方が的確だと思います。皆さんのいう通り、筆記試験は基本的にこれ1冊の繰り返し学習で大丈夫です。

②らくらく学べる第二種電気工事士 筆記+技能テキスト(電気書院)
①の1回目を終わった時に不安なので買ってしまいました。カラーで初心者に優しい書き方をしているので、二種の電気的な理論の意味を理解しやすいと思います。初心者で学習期間に余裕がある場合は過去問をやる前にトライしてもいい1冊でしょう。ただし、実技試験の役には立たないのでご注意を。

実技対策
③2009年版一発合格第二種電気工事士技能試験公表問題(電波新聞社)
”かずわん先生”こと藤瀧和弘先生の傑作です。必要最低限な方法でかつ正確に技能問題をクリアするノウハウが抜群です。特に寸法をメジャーを使わず手で測ってやる方法は私のような”ざっとした性格”にもぴったりでした。

④2009年公表問題版二種電工技能試験DVD付き(オーム社)
全問題の作業手順の映像をフルで見たかったので買いました。ただ、単位作業がある程度こなせる段階でないとこれを見てもピンとこないと思います。技能試験は確かに映像も大切ですが、手順をしっかり解説(カラーならなおよい)している本でしっかり練習するのがベストでしょう。

使用した工具

 P-956セット(モンジュショップオリジナル) 楽天のモンジュショップで購入しました。もう、P-956の一言につきます。輪っかを2つ同時に作れるのはすばらしい!

指定工具以外でこれが大活躍した

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受験体験記

筆記対策(21年3月から約3ヶ月間)
①オーム社の過去問題をまず解答を見ながら解いていく。(1回目開始、難しい問題は飛ばす。)
②学習の締めに鑑別問題の器具や工具を少しずつ覚えていく。
③”①と②”を数週間続ける。
④10年分の問題を一通りやり終えたら、次は問題を解く際に解答を見ずに解いていく(2回目に突入)。
⑤1回目と同じように締めには器具や工具の暗記を欠かさずする。また、要点整理に書いてある暗記項目(法令・配電理論など)を少しずつ覚えていく。
⑥”④と⑤”を数週間続ける。
⑦10年分の問題を二通りやり終えたら、本番を意識して時間内に解答を見ずに解いていく(3回目の学習)
⑧暗記の練習は継続する。
⑨”⑦と⑧”を試験前まで繰り返す。7割~8割できたら筆記試験は間違いなくクリアできます!

技能対策(筆記試験の1週間前から約2ヶ月間)
①筆記試験勉強中で8割できるようになったため、筆記試験の1週間前から複線図の勉強にとりかかる。
②筆記試験後、単位作業のみの練習を1日2時間程度で1週間ひたすらやる。
③まずは本(上述の藤瀧先生の本)を見ながら時間を気にせずに一通り公表問題を1日1問のペースでやっていく。また、部品からばらした線は捨てずに後で組み立てのみの練習に使えるように加工しておく。
④その日の締めに複線図を書く練習をする。
⑤”③と④”をひたすら繰り返す。
⑥本を見ずに問題の複線図・組み立てができるようになったら、いよいよ本番を想定して狭い場所(新聞紙ぐらいのスペース)で時間をきちんと計って練習する。
※VVF1.6の2芯の線がなくなるまで練習できたら合格は見えてきます!

筆記試験本番
勉強できていたら試験前日はよく寝ましょう。私はよく寝れたおかげで当日、すっきりした気分で受験できました。

技能試験本番
まず、机が狭いです。私の受験地の場合(某国立大学)は小学校の教室の机と同じサイズでした。ただ、机の引き出し部分の高さがあったので工具の収納には困りませんでした。 試験はというと、私は複線図に約5分かけて(かなり慎重)結局終わってみると5分しか時間が残っていませんでした。

じっくりと見直すことはできませんでしたが、作業中に要所をチェックしながら組み立てていったので逆にそれがよかったのかもしれません。 技能試験のポイントは”いかに平常心で、かつ的確に作業ができるか”の一言に尽きると思います。そのためにも、日々の鍛錬が必要です。

このコメントがこれから第二種電気工事士を受験される方の役に立てることを心から祈っています。