【No.074(2024.07.29)】
何回目の受験?
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受験方式
CBT方式
使用した参考書
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受験体験記
本日、電験3種のCBT試験を全科目終えました。
取得したスコアは理論65、法規85、電力75、機械60でした。
合格ラインはクリアしているように思いますが、正式発表はまだ先なので。
私、今まで多大な努力と学習を積み重ねて合格された方々に怒られてしまうかも
しれないのですが、これからこの試験を受ける人の為にある思いと告白をしようと思います。
今回の学習方法に関してなのですけど、過去問周回学習をしていたところまでは、
みなさんと同じだと思うのですが実は、ほぼそれだけというほどの学習方法でした。
学習も書籍は一切使ってはおりません。ネットの過去問サイトや解説サイトや動画どれも
パソコンを使ったものばかりです。
およそ1年それだけをこなし続け、直近では問題を見ることなく正解を選択出来るほどには
なっていました。
15年分+α4教科1360問丸暗記です。
ですがこれをやってるうちに少し感じたことがあります。
理屈は分からなくても過去問で100%解答出来るということは、もし過去問使いまわしの
比率が高い状況であるならば、それだけで合格出来てしまうのではないかという、
ある種の余裕が出たことで過去問の解答を見るうちに、なぜこれはこうなるのだろう?
という気持ちが強くなりました。そして一つずつ分かるものから学習していくの連続でした。
過去問解答からの逆引き学習。最終的に全部できなくても、いいところまではいくかもしれない。
今回の試験では、このことが運よく大きな効果を発揮したように感じています。
世の中には適材適所という言葉がありますが、私は少し違和感がありまして
なにかと適材を適所に配置していくことが良いと捉えがちですが、電験に関わらず、
難関の試験をクリアして資格を取得し、実務にあたるようになったばかりの人は、
その時点では適材ではないことのほうが多いのではないかと思います。
現時点で適材ではないが、そこに配置された結果、経験と知識の蓄積を経て適材になっていくと考えたとき、適材を適所にではなく、適所に配置され、適材になっていくといったほうが正しくことを表しているのではと感じています。
例え過去問流用が多くなったとしても、丸暗記のみで通用するような試験では
ないなというのは今回分かりましたし、今後もこれが続く保証もありません。
なので、このことによってこれ以降の合格者の質が下がるようなことも
今の電気技術者の価値を棄損するものでもないのではと私は感じました。
私は電気業界には全く縁がない業種を生業にしていますが、異業種にいる人の中に
電気技術者として適材になる人がいるかもしれませんね。
私じゃないことだけは断言できますが(笑)
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