【No.016(2011.02.07)】
何回目の受験?
1回目
使用した参考書
電気書院 これだけシリーズ1次、2次計算編・論説編
電気書院 実戦問題集(電験2種1次)
電気書院 過去問集
受験体験記
電験三種に挑戦したことによる日々の充実感と、電気の事が少しずつ分かってきた満足感と、いやまだ全然分かっていないと思う未達成感のお陰で、試験終了後なんのためらいもなく二種挑戦を決めました。三種がすれすれ合格だったので、二種は苦戦するだろうと思い、早々に取り掛かりました。
一次試験は80点以上を目標に、まず「これだけシリーズ一次試験」4冊で三種の復習も兼ね一通り学習し、その後「実戦問題集一次試験」4冊と「これだけシリーズ二次試験計算編」2冊を平行学習しました。やはり三種での不勉強がたたり苦戦、予定していましたエネルギー管理士試験同時受験の皮算用を早々に放棄しました。
一次試験までに「実戦問題集」を二巡し、「これだけ二次計算編」を一通り済ませました。結果は理論88点、電力80点、機械66点、法規63点(100点満点換算)。半分目標達成するも、機械は苦手意識からミスを連発、法規は完全になめていてヒヤリとさせられました。
「実戦問題集」は傾向と対策と云う点では少し外れていたかもしれませんが、実力養成にはかなり役立ちました。三種が好成績だった方は「これだけ一次」は不用かと思いました。「二種一次の参考書は不用、三種の参考書で十分」と云うのが諸先輩の助言でしたが、一度読んだ本を読み返すのはつまらないのでつい散財してしまいました。
いよいよ二次試験。「これだけ計算編」を二巡目にとりかかるも、時間が不足気味なため、機械制御はパワエレと同期機・直流機は捨て、自動制御と変圧器・誘導機に重点を置くことにしました。自動制御は確実に解き、誘導機がでれば誘導機を同期機や直流機がでれば変圧器を解くという作戦です。
一ヶ月前までに三巡目を終え、過去問に入りました。計算問題中心にやり、論説はほとんどしませんでした。そのようにすれば、二次試験は意外と範囲が狭く、3ヶ月でメキメキ実力が付くのが分かるようでした。良くできた資格試験です。
試験当日、電力管理の論説4題に愕然とし、計算問題は1問クリアしましたが、2問目は歯がたたず、論説は正にいい加減回答です。比較的自信のあった機械制御で取り戻せねばと意気込みましたが、最も不安だったゲイン作図でつまずき、時間不足から中断、変圧器はミスをしながらもやり直してクリアしましたが、自動制御に戻る時間なく終了でした。率直に完全に実力不足で不合格と思いました。論説4題とゲイン作図のダブルパンチで完全にダウンを食らいました。
今までの人生の中で一番勉強したのではないかと思うほどの1年余りでしたが、この不出来とは。なんと難しい資格試験なのかと。来年に向けどう勉強しなおせばよいのか、悩ましい日々を送りました。ところが結果は合格。想像では、完全回答2問で60点、半分回答2問で30点、論説2問で10点、合計100点で得点調整のお陰ですれすれセーフであったと思われます。不本意でお粗末な内容でしたが、合格レベルになんとか達していたと言う事でしょう。努力が報われた様な気がしてホッとしました。
発表の日まで、あまり力は入りませんでしたが、勉強癖を無くさない様に、一種2次試験用と二種論説の参考書を併用して、合否どちらでも対応できるよう次回に備えていました。今は、エネルギー管理士だけにするか、一種も受験するかで迷っています。
受験を目指している方の参考のために、プロフィールを簡単にご紹介します。大学の専攻は化学で、卒業後技術系の仕事を数年し、残りずっと人事労務部門で仕事をしてきた55才です。従って電気は全くの専門外です。資格試験は約30年前に環境計量士を取得して以来、全くの空白状態です。
前年に一念発起して受けた電験3種受験が資格試験デビューみたいなものです。中高年の皆さん頑張ってください。人生残りわずかですが、諦めずに新しい事に挑戦してください。老後も勉強、死ぬまで勉強です。若い人は、のんびりせずに少しあせった方が良いかも、すぐに年をとってしまいます。
ここまで続けてこられたのも、このサイトの諸先輩の助言のお陰と感謝しています。今は素晴らしい資格試験に出会えたことを幸せに思っております。ありがとうございました。
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