このサイトの「独学」というコンセプトから少し外れますが、通信教育について紹介します。電験3種は、合格率も10%台の難関試験で、独学でももちろん合格が十分可能ですが、外部の力を頼るのも一つの手段だと思ってます。
電験3種の通信教育について
電験3種の試験範囲はとても広いので、すべてを勉強して合格をめざすのはなかなか大変です。工業高校卒業程度とのレベルでありますが、やはり試験範囲が広範囲となることから途中挫折される方もたくさんおられます。 そういった現状を踏まえた上で何からやったらよいか・どんな内容をやったらよいか、という事を研究してカリキュラムを組んでくれている通信教育に頼るという選択肢もあると思います。
通信教育自体は5万円程度かかってしまいます。教育訓練給付制度で20%返ってくる仕組みもありますがそれでも高いです。内容を見比べて検討が必要だと思います。完全な独学に比べて一定の効果があると思います。
意味なかった。
という声があるのも事実です。ご自身のおかれた状況などを含め、投資の価値があるかご検討ください。
過去問丸暗記で当面は対応できそうな試験になりました。通信教育までして勉強するかという話もありますが、2種・1種やエネルギー管理士へのステップアップをお考えであれば無駄にはならないと思います。
通信教育に頼るメリット
初受験の方でしたらまず4科目分の参考書を入手して、勉強を始める事になろうかと思います。しかし、1科目でも大変な電験3種のテキストを4科目分もやろうと思うとだいたいどうしていいかわからず、途中で投げ出してしまうことがよくあります。
私は、参考書をいきなりたくさん買うことはおすすめしません。途方に暮れることが多いからです。電験の本はたくさんあり、買って満足することもあるし、集めると量がたまるのでやる気がしなくなることもあります。
試験範囲が広いため、どこから手をつけてよいやらわからないということをよく聞きます。通信教育だと、合格までのカリキュラムをプロが考えてくれているのでその通りにスケジュールを進めていけれるという利点があります。通信教育なのでテキストもついてる(善し悪しあります)し、テストもしてくれます。
本当の効果は
私の考える通信教育の最大の効果は、
お金を払ったのでもったいない
意識が働くことです。例えば誰かから本をもらってだらだら勉強すると身が入りません。5万円も投資したら使わないと勿体ないので体が動くのではないかと思います。
私は「近くで受験料も安い情報系試験」に比べて「高い受験料で本も高いうえに遠くに行かないといけない試験(陸上無線技術士や電気通信主任技術者等)」は、かなり気合入ります。
通信教育費用の一部が戻ってきます=教育訓練給付制度について
平たく言うと、通信教育の費用が返ってくる国の制度です。(20%返ってくる)
教育訓練給付の対象となる講座は、厚生労働大臣の指定を受けていることが必要なため、同じ電験3種対象の講座でも通信教育講座自体が対象になっているかどうかはよく確認が必要です。
申し込みされる際はよく事前に確認しましょう。
どこで申し込めますか
ユーキャンの電験3種講座
通信教育の定番です。大手なので安心感があります。電験3種講座があります。4科目の講座なので、初受験の方にはおすすめです。資料請求”無料”なので、資料を取り寄せて検討してみていただくがよいかと思います。教育訓練給付制度対象の講座になっていますので、ユーキャンのページで確認ください。
質問あり:1日3回まで
標準学習期間:12か月
WEBテスト、動画の視聴あり
技術系の通信教育講座ならJTEX
ここの一番のポイントは”科目別対策に特化した講座”があることです。1科目から対応できます。初めてで1科目だけやりたい、もしくはすでに何科目か合格しててピンポイントでやりたいというものに対応可能です。そのほか、学習ソフトや電子ブック(過去問)、WEB講義もあります。ご自身の状況に合わせた申し込みができるのが何よりの特徴だと思います。
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