試験準備編
まずこの試験、4科目ありますが電験2種の資格を使って1科目免除で3科目に受験しました。
私が受験した平成20年度は今と違って、「共通科目」というのがあり、別の資格で科目免除もありました。私は電験2種で免除を受けました。
受験科目は、、、
・基礎科目
・適性科目
・専門科目
基礎は、設計や情報関係、解析やバイオ・化学に技術関連の知識の内容です。
適性は、この人が技術士に適しているかの倫理的な問題ばかり(ほぼ勉強不要)です。
専門は、電気関係の問題がでます。
この基礎科目が問題でして、、、
よく知らない化学やバイオ(例えばDNAとか・・・)の問題があったり数学のよく分からない数式が出たりします。情報や設計の問題は易しい感じです。
適性科目は、こんなケースで不適切な行動を取ってるのはどれか?みたいな問題で、当たり前のことを答えれば正解って感じでとくに問題ない感じです。
専門科目は、電気工学や電子・情報・通信(有線・無線)などの中から出題されます。電験の全部の範囲に通信分野や情報分野も乗っかった感じで範囲はかなり広いです。
でもはっきり言って難易度は低いです。
五肢択一式で、かなり基礎的なところを問われるためあまり問題なく感じます。
本格的に勉強を始めたのは約2週間前・・・
(専門が易しめなのでちょっとナメてました)
まずこの試験(電気・電子部門)の専門科目の過去問集が売ってません。
2~3年前に出版された問題集(といっても過去問をいろいろ抜き出した感じ)をとりあえず購入しました。あと、適性・専門科目の過去問題集(5年分)を購入。それから、4科目分がすべて載っている問題集1冊の計3冊を準備。
さっそく基礎科目から勉強です。
しかし、化学やらバイオやら解析やらがさっぱり分かりません。
分かるのもあるけど、化学反応式とかさっぱりです。DNAの中身や構成なんて聞いたこともみたこともなく。。。
他に環境の問題などもあり、会社がISO14001に取り組んでいたりなのでとっつきやすい問題もあります。 全体の50%取ればとりあえず合格なので50%はめざしたい。
過去問2年分くらいをやってみて、情報や設計や環境でそこそこ稼げるかなという感じはありますが、解析(数学)や化学やバイオ・力学とかはなかなか・・・
とりあえずネットでDNAの勉強しました(RNAとか塩基配列がどうとかけっこうかじってみました)。化学は雰囲気を過去問集で読める範囲で勉強(昔からきらい)しました。
よく分かんない問題も多かったのですが、結局過去問4年分くらいを2回通り通してやった程度です。どうもつかみどころがなく、どう勉強していいか難しいところです。
ちょっと知ってる人なら楽勝っていう恐らく浅い内容ではある感じです。
続いて適性、これは過去問3年分くらいをざっと読んだ程度です。
専門科目ですが、、、
電験の勉強が活きてる!
情報関係の勉強も活きてる!
通信関係の勉強も活きてる!
と感じる内容です。
エネ管や電験2種・基本情報技術者に伝送交換を勉強してきているので専門科目はかなり易しく感じました。3種より簡単な問題もたくさんあります。特にこの年は電験1種の理論をけっこうしっかり勉強したので、過渡回路の計算やオペアンプの回路計算なんかもですし、磁気回路・電界の回路や普通の電気回路計算も大丈夫です。
電力・機械より理論科目に重きを置いた出題という感じなので、本来の得意分野ではないところでしたが当時の私はちょうど理論をがんばっていて強くなっているときだったので助かりました。試験前は、そこまで得意ではない無線通信(変調のあたりをちょっと重点的に)や有線通信・情報関連を重点的に問題をこなしました。
当日篇
試験当日は、、、
朝:適性科目
午後1:専門科目
午後2:基礎科目
の順で行われます。適性科目は悩ましい問題もあったのですがまずまずの手ごたえ。
1時間で15問すべて回答するという形式です。
”文字数が多い”ので読むのに疲れるのと、一応倫理的なことを一生懸命考えるのでちょっと疲れます。1時間(退出なし)かけてじっくり解き、塗り間違いのないことを確認して受験番号確認して提出です。
お昼は、コンビニで買った軽いものを食べながら1時間の休憩です。
基礎が不安なので基礎の復習をやってました。
専門科目は35問中25問選択です。
(これのおかげですごい楽。10問まったく解けない問題があっても満点取れます。)
この試験、単純に35個マークできるマークシートが配られます。
26問答えると不合格になるそうですが、マークシートでは何の対策もないというか普通にあんまり気を使わずに答えてると26問以上答えてしまえる構造です。。。
これに一番の注意を払い、「正」の字を書きながらの試験です。
試験は2時間もありたっぷりめです。
最初に選ばない10問を決めようかと思ったりしてましたがそれを決めることに時間がかかりそうだったのでとりあえずすぐ解ける問題を1順目でざっと解きます。
それをマークシートに塗ってとりあえず10問程度回答。
あとはじっくり読んで、確実に取れそうな問題と不安があるけど多分これというのと、解けないものに絞り込みます。確実に取れそうで時間がかかりそうなのは後回し、早めに解けそうなのを解いていきます。
早めに解けるのを解いてマークシートへ塗り、解けるけど時間のかかるのは後へキープ、多分これと思える問題をまたマークシートへという手順ですすめ、とりあえず23問回答。
あとは時間がかかるけど解けそうな計算問題をじっくり解いて25問回答。
あとは何度も何度も25問だけ塗ってるか確認。
何度も何度も問題番号とずれてないか確認(1番を解いて2番に塗る恐れもおおいにあり)
2時間めいっぱい使っての確認作業でした。
何を選ぶか、塗りすぎてないか、塗り間違えてないか、すごく神経を使います。。。
(ちなみに途中退出すると問題を持って帰れないらしぃですこの試験)
8割くらいは合ってる感触です。
残すは不安な基礎科目のみ!
DNA結構勉強したんでちょっと出て欲しいな・・・
合格ラインは基本的には50%の8問
専門科目と合算で50%いけばいいので、専門ができてれば40%以上でよく6問で合格です。
最初の1~6問目は設計と情報関係で得意なので、そこで6連続多分正解できた感触。
とりあえず8問をめざします。
しかし、、、、、、
解析・化学・ぜんぜん分かりません。
化学反応式ぜんぜんわからないし、数学のБみたいな記号の出る問題もさっぱり。。。
DNAでてないし・・・(火山に棲むイモムシの生態みたいなのでるし。。。)
よく分かりませんでした。
最後の最後にQC7つ道具が答えれた感じ。
すごーーーい不安な結果に終わりました。
試験結果篇
後日解答が発表されたので採点してみると・・・
基礎科目:8/15
専門科目:19/25
適性科目:14/15
でした。合格ライン到達です。
そして、嬉しい合格通知。
合格証書の大きさはなんとハガキ大です。
中の書きぶりは普通の合格証書ですがなぜかサイズがハガキ大なんでちょっと変な感じでした。
そしてこの試験、成績が届くのです。
得点は、
基礎科目:8/15
専門科目:38/50
適性科目:14/15
ということで、自己採点と同じ結果でした。
成績が届いたり官報に名前が載ったり色々と普通の試験ではない試験で変わったものでした。
いつか2次試験チャレンジしてみたい。(今の仕事では実務経験は溜まらないけど)
そして、合格約1ヶ月後くらいに。。。
なんと「1次試験合格者歓迎会」の案内がっ!!
合格者の歓迎会・・・???
よく分からないけど行った方がよかったのかな?
(辞退しちゃいました・・・)
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