電気技術者の部屋+(プラス) › フォーラム › 電気技術者掲示板 › LRT ← 路面電車じゃないよ!
- このトピックには2件の返信、1人の参加者があり、最後に鹿の骨により1日、 22時間前に更新されました。
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鹿の骨
負荷時タップ切り替え変圧器LRTというものがこの世にあります。
電力円線図を勉強すると解りますが、送電線の受電端で電圧を制御するのに必要なのは調相設備です。
送電端はAVRを動作させれば適正電圧に制御できます・・・多分?受電端で変圧器二次側電圧(500kV/66kVとか)の電圧がズレた時にタップを切り替えても電圧が制御できません。
二次側電圧が適正電圧より下がった時に電圧が上がるタップに切り替えても一次側電圧も同時に下がってしまう事態が発生します・・・多分?
何でこうなる?ですが。まぁなるからなるでしょう?・・・多分。
だったらタップ切り替え変圧器って何で有るの?聞いた話ですが変圧器一次側と二次側で無効電力に相違が出た場合、タップを切り替えて調整する・・・とか言う話らしい。
ンな事があるのか?
誰かバカでも解るように説明してくれないかなぁ・・・ -
鹿の骨さんこんばんは。
聞いたことある話です!確か連系変圧器のタップを下げる操作(2次側電圧が下がる方向に操作)をすると、2次側電圧が下がり1次側電圧が上がったように思います(ではなかったっけ???)。どうしてだったか・・・。忘れてしまいました。
過去に学んだ気がするのですが・・・。だから連系変電所の変圧器はタップよりもshrやSCといた調相器による無効電力の制御が大切で、上位系統の電圧管理はほとんどが調相器によるものになっている認識です。電力系統の運転をしている人には常識チックな話なんだと思っています。
どうしてだったかな・・・。
電圧の変化によって、1次側系統と2次側系統の無効電力の分布が変わるからだったですかね。
なお、配電用変電所ではシンプルに2次側電圧が制御できるので主流で使われている認識です。
連系変電所だと上手に使わないといけないはずです。
でも理屈がよく分かっておりません。
お恥ずかしい限りです>< -
鹿の骨
6.6kV普通高圧配電線では線路途中にタップ切り替えの単巻変圧器を設けて電圧を調整しています。
ご存知の通り配電線の末端では昼間は電圧が下がり夜間は電圧が上がります。
放置すると供給義務の電圧変動許容範囲を超えますのでタップを切り替えて電圧調整をします。
SVR(スッテプ・ボルテージ。レギュレーター)とか言われるものです。
早い話LRTです。
(タップ切り替えで電圧制御が出来ます。) ← これ重要川上側の地域変電所も色々ですが、66kV送電線(本線/予備線)から地域変電所がT分岐受電して変圧器を経て普通高圧配電線を出しています。
地域変電所に設置された66kV/6.6kV変圧器はLRTで電圧の変動に応じてタップを切り替えて電圧(6.6kV側)を制御します。
(タップ切り替えで電圧制御が出来ます。) ← これ重要何れのLRTもT分岐受電しているのが特徴です。
更に川上側の山側発電所から麓側変電所を結ぶ送電線は1:1の電路で途中のT分岐がありません。
この時麓側変電所変圧器のタップを切り替えても電圧の制御が出来ず、電圧制御は「負荷電流制御」に依るところになります。
(要は負荷電流に依る電圧降下を制御するということ。タップを切り替えても電圧制御が出来ない!) ← これ重要
負荷電流を制御する時に自由になるのは無効電流だけで有効電流は負荷に依って勝手に決まりますので制御不能です。
という事で自由に出来る無効電流を制御する為に調相設備という摩訶不思議なものが大量に変電所に設置されます。ところがその麓側変電所にLRTが設置されています・・・らしい?
切り替えても徒労に終わるだけのものが何で設置されるのか?
・・・という話です。
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