【No.026(2012.10.13)】
通算何年で合格?
1年(2回受験)
使用した参考書
電気書院「エネルギー管理士模範回答集」(8年分の過去問題集)
省エネルギーセンター「エネルギー管理士試験講座」
受験体験記
☆勉強の方針:過問5年分をひたすら解く+公式テキスト
エネ管に挑戦する前に、高圧ガスの甲種化学を取っています。その時も、高圧ガス保安協会の公式テキストと、過去問題集(5年分)という組み合わせで受かりましたので、今回もその方針にしました。結果的には、それでOKだったと思います。
☆2回に分けて受験
H23年…III のみ合格
H24年…I、II、IV 合格
エネ管の試験は、「浅く、広く」という印象なので、一気に全ての科目を取るのは中々難しいと思います。2回に分けて取るのは正解だったと思います。
ただし、1回目には、IIIだけじゃなくて、Iも取っておくべきだったと後悔しています。何故Iかというと、法律なので他の問題と毛色が違うことと、SI単位の基本を学ぶのがここであり、その後IIとIVでそれを使うことになるからです。
2回に分けて受験する場合の、理想的な組み合わせ
1回目…I、III (負担の大きいIIは勉強しない)
2回目…II、IV
☆各科目に対する感想・体験からアドバイス
III…燃焼の部分は、化学反応の知識があれば、そんなに苦労しないので、3年分を解けるようにしておけばOK。それ以外は3-5年分。
I…法律の部分は、過去問を繰り返しやると、出るパターンが分かる。法律は5年分位をやっておく。計算問題は、解けるようならば、過去問の年数は少なくてもOK。ここで、SI単位の概念をしっかり身に付け、計算問題をSI単位をベースに解けるようにしておくと、後にIIの流体工学などで役に立つ。
IV…選択問題は、実務で扱っているものや、学生時代に勉強した部分などを選ぶとよいと思う。それ以外は、プラントの保安とか制御とかなので、詳しい部分の勉強は浅くていいし、知らない部分は過去問を多めに解く。
II…関門であり、ラスボスですね。熱力学は、問題のパターンによっては、2-3割程度しか出来ないこともあるので、それ以外の部分で取れるようにしておかなければならない。
流体工学(2問分)…8割取れるようにしておく。高圧ガスに比べると、やはり「浅く、広く」なので、多めに過去問を解いて、色々なパターンの問題に対応できるようにしておく。(5年分をみっちり解く)
熱力学(2問分)…2問中、少なくとも1問は「**サイクル」の問題なので、メインとなるサイクル(ランキン、ディーゼル、ブレイントン、オットー)に関する問題はしっかり出来るようにしておく。過去問は、5年分以上でも解けるようなら解いて、100%に近づけておく。
☆関門であるIIについて言いたいこと
IIは、実際の試験では、2問とも「**サイクル」問題だったらもうけものだと思います。私が受験した、H24年度は残念なことに違っていました。ただ、マークシートの選択式なので、問題の本筋は理解できなくても、それ以外のところでチビチビと点を取る事は可能でした。2問目のランキンサイクルの難易度がさほど高くなかったのが幸いでした。
今はとりあえず、「**サイクル」は考えたくもありません!!(笑)が、ランキンサイクルには感謝してます。(笑)
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