【合格体験記(電験3種)】麿呂吉様

第3種電気主任技術者

【No.021(2007.07.08)】

何回目の受験?

 2回目

使用した参考書

(1)理論 かんたん電験第3種
(2)月刊 電気計算 平成17年版 電験第3種科目別直前予想問題集
(3)電験第3種ニューこれだけシリーズ 1 これだけ理論
(4)電験第3種ニューこれだけシリーズ 2 これだけ電力
(5)電験第3種ニューこれだけシリーズ 3 これだけ機械
(6)電験第3種ニューこれだけシリーズ 4 これだけ法規
(7)平成18年版 電験第3種模範解答集
(8)工事と受験 2004年10月号~ 2005年9月号

受験体験記

1.受験の動機
 ・平成16年に工事担任者アナログ・デジタル総合種、電気通信主任技術者の資格を取りましたが、その際、電気のことがわかっていないと感じたました 。

 ・情報処理業界に勤めていますが、機器設置等の際に電気の知識、技術があったほうがよいと感じていました。

 ・電験3種、電気工事士の資格があれば定年後、多少は再就職に有利(世の中、そんな甘くはないと思いますが・・・)かもと考えました。

2.平成17年
理論、法規の2科目合格を目標としました。この年は第二種電気工事士が目標だったので2月中旬~ 4月下旬と7月末から試験前までが学習期間でした。第二種電気工事士の受験勉強も少しだけ、役に立ったので、受験前には、理論70~80%、法規85%程度の正答率のレベルになりました。(法規は計算問題以外は通勤電車内で勉強しました) そして、8月末の猛暑の日が受験当日でした。

    理論 時間は不足しましたが、7割くらいでしょう
    電力 意外に解ける問題がありました
    機械 勉強していないから、わからない問題は常識と推理で
    法規 これが一番できたと思いました

ということで、試験場を後にしました。その日にインターネットの解答速報で答え合わせしたら、

    理論 65点、 電力 50点、 機械 25点、 法規 55点

で、理論のみ合格基準点に達しました。法規はがっかり、電力は意外に!
という結果でした。しかし、運命の結果発表日、合格基準点が、

    理論科目:49.55%以上 ・電力科目:55.0%以上
    機械科目:47.23%以上 ・法規科目:55.0%以上

で、法規はぎりぎり合格で、当初の目標を達成しました。(電力はもうちょっとでしたが、世の中、そんなに甘くはなかった!)

使った参考書類は、「理論 かんたん電験第3種」でひととおり学習したあとは、 「これだけ理論」と「これだけ法規」を参考書として使いました。どちらも 受験参考書としてはお勧めです。

「工事と受験」 の連載(別冊)問題集も使いました。これも問題が基本、応用の順に構成されていたので、使い易かった印象 はあります。そして、試験前は「平成17年版 電験第3種科目別直前予想問題集」を使いました。

3.平成18年
年明けから機械、電力をスタートしました。

【機械】
「これだけ機械」を2,3回読んで、練習問題を解きましたが、変圧器(%インピーダンス、平行運転)、電動機(ほとんどが1回では理解できませんでした し、電機子反作用、同期発電機の特性は合格した今でもよくわかっていません)それ以外はパワーエレクトロニクスを除いて、理解することができました。(高校の時から、物理は好きな科目だったので・・・)

 参考書以外に役に立ったのは、「鹿の骨」さんの資料
  http://dende777.fc2web.com/ziten/ziten.html

 です。これはお勧めだし、「鹿の骨」さんに敬意を表します。

機械は一回で理解できる科目ではありません。(だから、電験3種の合格率も10数%なのでしょう)繰り返して勉強する必要があると思います。今、手元にある「これだけ機械」は1年で手垢で汚れ、所々、セロテープで留めてある状態です。

【電力】
機械を先にやったので、それほど苦労せずに進められましたが、熱サイクル、汽力発電所の効率、中性点接地方式などは1回では理解できませんでした。それに機械に比べ記憶しなければならないこともあり、苦労しました。(配電系統の構成などは未だに理解できていません)とにかく、繰り返して勉強しました。

試験前には75%以上の正答率のレベルになって、できる準備は全て完了あとは運のみという気持で試験日を迎え、電力、機械を受験し、その日の解答速報でどちらも70点で合格を確信しました。

使った参考書類は、「これだけ機械」、「これだけ電力」以外に「平成18年版 電験第3種模範解答集」、「工事と受験」 の連載(別冊)問題集、「平成17年版 電験第3種科目別直前予想問題集」です。この中で、「平成18年版 電験第3種模範解答集」は解説が詳しく、一番役に立ちました。

4.あとがき
確かに、電験は難しい試験だし、相当の勉強時間は必要です。また、どの試験もそうだと思いますが、一回でわからないものは「色々な角度から」繰り返し勉強して理解に努めることが必要でしょう。
試験には合格しましたが、上述したようにまだ、わからないことはたくさんあります。
何がわかって、何がわからないかを理解できたのも試験勉強の成果だと思ってます。昔、私が大学を受験する際、ラジオ講座(古い話で恐縮ですが)の数学の先生が言ってました、

  継続は力なり   待てば海路の日和あり
  と。

最後に私が利用させてもらったURLを記します。
(直接、試験勉強に利用しなかったものも含みます)

 電験・エネ管 電気技術者掲示板
   http://bbs7.fc2.com/php/e.php/dende7777/

「鹿の骨」さんの資料
   http://dende777.fc2web.com/ziten/ziten.html

「電気と資格の広場」の坂林さんのページ
   http://cgi.din.or.jp/~goukaku/3jyukent/prodenk.htm
   http://cgi.din.or.jp/~goukaku/school/index.htm

「パワエレ 学習スライドのページ」
   http://www.sendai-ct.ac.jp/groups/kanmachi_lab/PE/

 社団法人 日本電気技術者協会 電気技術解説講座
   http://www.radionikkei.jp/denki/

 たくさんの電験挑戦&資格挑戦
   http://blog.nsk.ne.jp/takusan/archive/category5275.html
   http://blog.nsk.ne.jp/takusan/archive/category5091.html
 電験3種-教室ノート
   http://www.geocities.jp/matudatjp/denken_3.html

 日本財団図書館(電子図書館) 初級講習用指導書(電気工学の基礎編)
   http://nippon.zaidan.info/seikabutsu/2002/00396/mokuji.htm

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